不貞をスクープされた際、関係を否定するのは常套句。しかし、どうにも釈然としないケースがままある。
03年、フジテレビの島田彩夏アナ(46)と、SING LIKE TALKINGのボーカル・佐藤竹善の“1泊愛”が発覚した。
「自分の部屋に招き入れ、2人で1晩過ごしての密会だったにもかかわらず、島田アナは『飲み友達であり、恋愛関係ではない』と、にわかには信じられないコメントを発表しました」(丸山氏)
局上層部にもその言い分があっさり認められたのか、特にお咎めもなく、島田アナはその後も報道を中心に活躍している。
発覚時に、よりセンセーショナルな話題を呼ぶのが「W不貞」だろう。
17年、NHKの看板番組「サンデースポーツ」でキャスターを務めた與芝由三栄アナ(46)が、妻子ある映画監督・源孝志氏とボディタッチしながらイチャイチャして花見を楽しみ、あげく彼の仕事部屋へとしけ込んでいく様子が「週刊文春」にスクープされた。
「與芝アナには3人のお子さんがいるということで、かなりバッシングされましたね」(丸山氏)
與芝アナはすぐさま、さいたま放送局へと異動していった。
翌18年、前年のクリスマスの深夜に、竹林を舞台としたW不倫劇がやはり「週刊文春」に掲載される。
フジの秋元優里アナ(37)を後部座席に乗せた、同局プロデューサーA氏が運転するワンボックスカーが手慣れた様子で横浜市郊外の竹林に停車。
エンジンを切るとA氏が後部座席に移動し、そこから30分以上、静まり返った竹林の中に漏れるのは、車のサスペンションが軋む音だけだったという。
「別の日には、他人が所有する畑の中に立つ小屋の中に車を突っ込んで、やはり30分ほど停車したというのです。秋元アナはその5年前に、5歳年下の生田竜聖アナと“デキ婚”し、W不倫当時は別居を認めてはいますが、まだ離婚は成立していなかった。A氏は彼女の別居前から噂されていた相手です」(芸能記者)
あまりに生々しいカーセックス不倫の顛末について、さすがの張本氏も余韻を引きずっているようで、
「局内では『平成のかぐや姫伝説』と呼ばれたそうですね。騒動後、秋元アナはアナウンス部から総合事業局コンテンツ事業センターコンテンツ事業室に移り、『かぐや姫は月に帰った』などと揶揄された。ホテル代をケチるぐらいのしっかりものなんですから、経理部に配属してもよかったのではないですか」
欲望に抗えなかった代償はいずれも高く、結果、望まない方向へと導かれたようである。