パウンド・フォー・パウンド上位に名を連ねる井上尚弥が7年連続8回目の最優秀選手賞を受賞した「ボクシング2024年度年間表彰式」で、努力・敢闘賞を初受賞した那須川天心が、また吠えた。日本ボクシング界の盛り上がりについて記者から問われ、次のように答えたのである。
「盛り上がりはすごい感じてはいますね。なんかあの…スポーツの中で最も難しいものがボクシングらしいんですよ、世界のなんかのランキングで見たんですけど。自分の活躍でボクシングを若い層に知ってもらうっていうのもあるし、そこからさらに根強いというか、例えば判定のことも、前回もすごい言われましたけど、そこの仕組みまで理解できるような、ボクシングを好きになってくれるようなことをたくさん仕掛けていきたいなと思います」
那須川が言う「前回の判定」は、2月24日のジェイソン・モロニー戦を指す。「採点はアンフェアだった」として、モロニーが3-0の判定負けに不服を唱えたのである。確かに試合後の両者を比べると、どちらが勝者かわからないほど、那須川は疲弊していた。
ボクシングはラウンドごとに採点し、積み上げていくルール。那須川の勝利を支持するボクシングOBの声もあった。
つまり那須川が言いたいのは、ボクシングは難しいスポーツゆえ、素人には判定が難しいが、若いファンに理解してもらえるよう努めたい、というメッセージなのだろう。
ちなみに、スポーツや選手の情報を提供するスポーツブログ「Sports Virsa」によると、2022年に世界で最もプレーするのが難しいスポーツとして挙げたのは、ボクシング、アメリカンフットボール、総合格闘技、アイスホッケー、体操、バスケットボール、サッカー、レスリング、ラグビー、水球。ボクシングを最難関としている。
(所ひで/ユーチューブライター)