「またか」と呆れる声と「そろそろ打ちそう」の期待が交錯している。
巨人・坂本勇人が東京国税局から約2億4000万円の申告漏れを指摘され、過少申告加算税を加えた追徴税額は、およそ1億円にもなる。料亭やクラブでの飲食代まで「必要経費」として申告していたという。
今回の騒動、実は「第2ラウンド」だった。坂本は昨年5月にも、毎年の確定申告で銀座や六本木の高級クラブやキャバクラでの飲食費を経費として計上していたと報じられた。金額にして年2000万円、5年間で計1億円。にもかかわらず、当時は「見解の相違」として修正申告に応じず、抵抗を続けていた。
実はこれに、意外な指摘が出ている。
「この手の報道が出ると坂本の調子上がるから、そろそろ打ちそう」
「不祥事があった月は、なぜか個人成績がいい。4月はバカスカ打つ」
過去の傾向からの希望的観測なのだが、今季はいきなりの打撃不振で三塁の座を早々と中山礼都に譲り、ベンチを温めている。それでもV字復活して大爆発するというのか…。
こうしたスキャンダルに「慣れてしまっている」空気こそ、坂本の問題の根深さを物語っている。なにしろ女性絡みの不祥事があまりに多いからだ。
例えば2015年、宮崎キャンプ中に地元キャバクラの女性を宿舎に呼び出して行為に及んでいたが、その後の「ぞんざいな扱い」が女性の怒りを買い、写真誌に暴露された。ベッドでいびきをかく坂本の写真まで掲載されたのだ。
2017年には遠征先の宇都宮でキャバクラへと繰り出し、女性に「ゴキブリ」「ブス」と暴言を吐いた上、宿泊先に誘って断られるという醜態を晒す。
さらに2018年には宮崎市のキャバクラで女性の肩や太腿に噛みつく騒動まで起こしており、550万円の和解金で決着させている。
極め付きは2022年、避妊しないまま複数回関係を持った20代女性が妊娠した際のこと。中絶を勧め、女性は精神的に追い詰められて自殺未遂。LINEのやり取りが週刊誌によって公開され、女性を「モノ扱い」する本性があらわになった。
これだけの「前科」がありながら、球団からは処分なし。かつて女性問題で1億円を払った元監督がいた球団だけに、甘さは球界随一だ。
はたして4月は本当に打つのか。いや、その前に打たれるべきは、自身の素行かもしれない。
(真野美穂)