局アナ時代から注目された、抜群のスタイルとルックスを携えてフリー転身したのが昨年3月末だった。コロナ禍真っただ中の独立は先行きが危ぶまれたが、持ち前のGカップを武器に今やグラビアやテレビで大暴れ。徐々にメディア出演を増やしてきた、鷲見玲奈の「1年」を追う。
薄い紫色のキャミソールとカーディガンを身にまとい、白さが生える生脚を解放したショーパン姿の鷲見玲奈がベッドに仰向けとなって、艶のある表情を向ける。透けた素材っぽさのある部屋着で両手を高く上げると、たわわなバストのボリューム感が際立つ。まさに今から行為を始めようという、誘惑のようだ。─これは「週刊ビッグコミックスピリッツ」3月8日号に掲載されたグラビアである。実は同グラビアと同時に、4月始まりカレンダーの撮影も行われた。鷲見のカレンダーは昨年末にも販売されており、同年で2部売りとは抜け目ない。それほど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いなのである。
20年3月末、7年間勤務したテレビ東京を退社。フリー転身直後は仕事が少なかったと、テレ東関係者は語る。
「鷲見はテレ東の中でも人気度は抜群のアナでした。『ウイニング競馬』で披露した、メガネ×爆裂バストのコラボが特に中年男性たちの目をとらえて、ファンが急増することになった。しかし19年12月に『週刊文春』で、カラオケボックス内での男性既婚アナとの不適切行為疑惑が報じられてしまった。本来は20年に開催予定だった五輪の担当キャスターに内定していたのに、この報道によってそれも危ぶまれたことが退社の要因となったのでしょう」
昨年4月1日よりフリーアナがそろう大手事務所に所属し、順風満帆かと思われた。ところが、折悪くコロナ禍に見舞われ、番組収録が困難になるなど、新参者に仕事が回る状況ではなくなる。これでテレビ出演は激減したのだ。
ようやく5月20日に「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に電話でリモート出演した際には「本当にまったく仕事がない状況で、今30歳ニートです」とこぼすほどだった。しかし鷲見は、フリー直後とは思えない並外れたタレント力を発揮してメディア出演を増やしていくのだ。バラエティー番組スタッフが証言する。
「鷲見さんは口癖のように『NGなし』を公言していて、不貞疑惑報道や大きな胸に関しての質問も嫌がらずに答えるスタンスなんです。サービス精神が旺盛で、番組としても起用しやすい。若手スタッフにも低姿勢で、スタッフたちにも好かれています。本人も『局アナ時代よりも仕事の幅が広がって、ファンとの距離も近くなったので嬉しい』と言っていました」
その「NGなし」はダテではなく、独立直後の4月には、因縁の「週刊文春」の取材を受けて疑惑を否定してみせている。インスタグラムでも、ファンからの質問に真正面から答えているのだ。
「『現在の体重は何キロですか』との質問に『45~46キロを行ったり来たり』と素直に公表。『デコから顎の長さが知りたいです』という偏愛的な要望にも、みずから顔にメジャーを当てて測定し、『16センチ』と正確な数値を出して、驚異の小顔ぶりに驚くコメントをネット上にあふれさせました」(芸能記者)
もはや局アナの名残を捨て去り、自身が商品だという覚悟が強くうかがえるのである。