6月13日に東京ドームで開催された格闘技イベント「RIZIN.28」で、同大会史上初となる「女性リングアナ」を務めた中川翔子。第7試合の朝倉海vs渡部修斗戦で彼女はリングにタキシード姿で登場し、堂々と大役をこなして、客席からは大きな拍手が寄せられていた。
そんな彼女はフジテレビ系で放送された生中継に参加。実況席で高田延彦やケンドーコバヤシらとともにコメントを行った。
同番組での中川について「彼女は決して芸能人にありがちな『ニワカ格闘技ファン』ではないと感じました」と語るのは格闘技ライターだ。続けてこうも言う。
「選手について下調べしているのはもちろん、言葉の端々から格闘技への愛情が伝わってきた。リングアナとしても存在感を発揮していましたし、今後も格闘技関係の仕事のオファーは途絶えないのではないでしょうか」
こうして高い評価を受ける彼女だが、同ライターは「ただ、ひとつだけ“軽率な発言”が気にかかりました。格闘ファンの間でも『あれは言ってはいけない言葉』と苦言が続出したんですよ」
中川の軽率な発言とは。
「メインイベントで朝倉未来がクレベル・コイケに三角絞めを受けて失神KO負けした際、最後まで朝倉がタップしなかったことに触れた『心の強さを感じました』との発言です。言うまでもなく、選手がタップをするのは競技上の安全のためで、タップしないことを美化するのは危険な発想。生死に関わる問題なだけに大きな違和感がありました」(前出・格闘技ライター)
一大イベントのラストで、痛恨の指摘がされてしまった中川。今後の同様の機会では、格闘技への愛情同様に、「慎重さ」も必要とされそうだ。
(山倉卓)