あの企画の影響力で世間はそのスキルを高く評価!?
お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇が「週刊さんまとマツコ」(TBS系)に出演したのは去る8月15日放送回。芸能生活に不安を感じ、アルバイトを始めたことを報告した。
何でも、ひな壇芸人としての活躍が目立つも、本当はMCクラスの芸人になって高額ギャラを得たいとの願望を持っているという吉村。が、現実はレギュラー番組もなくなり、メディア出演が減り始めたことに危機感を覚えているとのこと。
その不安から自身が運営するオンラインサロンを通じてアルバイトを始めたそうで、バーテンダーにマッサージ店、銭湯、理髪店、番組ADなど、その職種は多岐にわたっている。
アルバイトを始めた理由について、「社会人としてヤバいんじゃないかなって思ったんですよ。高校卒業してずっとお笑いやっていて、それ以外何もわからないんです。バイトとかやっていろんなことを学んでいこうと思って」と話し、万が一の時のためにも社会経験を積んでおこうという思いから始めたようだ。
そんな吉村だが、視聴者からは「いやいや、吉村なら腕はあるし、なんやかんやで芸能界生き残れるだろ」「周りの空気呼んでうまく立ち回れる人だと思うから、なんでもできそう」「仮に芸能界がダメでもあれだけ機転が利くならどんな仕事の分野でも重宝されるよ」など、吉村の対応力を評価する声が多数見られている。
「破天荒キャラのイメージが強い吉村ですが、1人で笑いも取れて、ツッコミもできる。さらに昨年末まで放送された嵐の冠番組『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)のワンコーナーでも進行もこなすなど実際は万能プレイヤーですよ。中でも、18年放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では、『中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説』と題したドッキリ企画の標的になるも、そこで芸人としての株を大きく上げてます」(エンタメ誌ライター)
この企画は生放送中に明らかにヤバいオーラを醸し出している素人が乱入してきた際、レポーターを務める芸人はどのように対処するのかを見るといった内容。奇声を上げたり、角材を持っていたりというシチュエーションにパニックになる芸人たちが続出した。
「ところが、最後に登場した吉村は終始笑顔で対応。放送事故と認識されないよう配慮してレポートを続け、他と格の違いを見せつけ、スタジオでVTRを見た松本人志も『パーフェクトやったね』と絶賛。それだけ腕がある吉村が干されるということはまずないだろうとお笑いファンの多くは思っていることでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
探してみれば実は「これぞ天職!」と感じる仕事も出てくるかもしれないが、その芸人としての実力をせっかく高く評価されているだけに生涯芸人を目標に頑張ってほしいところだ。
(権田力也)