泥棒一家「Lの一族」の暗躍を描いた人気ドラマが満を持してスクリーンに戻ってくる。だが、ピチピチのスーツで盛り上げた主役は、いまだ公の場に姿を見せない。突然の活動休止宣言から3カ月、知られざる「休養生活」を猛追跡すると、婚約者の“密”なサポート体制と完全復調への兆しが──。
10月15日に公開予定の「劇場版 ルパンの娘」(東映)の公式サイトが更新されたのは、8月25日のことだった。
〈新場面写真解禁!!〉
こんな煽り文句とともにアップされたのは、橋本環奈(22)が栗原類(26)の両肩に手を伸ばし、妖艶な笑みを投げかけている誘惑シーン。探偵一家の娘と泥棒一家の長男という相容れない2人の“諜報戦”を描いた場面で、
「一緒にお風呂入りまひょか。ほな、うちとちゃぷちゃぷしまひょ」
という橋本の悩ましいセリフも紹介されている。
「封切りまで2カ月を切り、テレビ出演や舞台挨拶といったPR活動が主役不在で進められるのは異例。劇場版には観月ありさ(44)もゲスト出演していますが、このままでは、テレビシリーズから共演している橋本が主演女優の抜けた穴を埋めることになりそうです」(スポーツ紙映画担当記者)
改めてその不在が惜しまれているのは、国民的人気を誇る深田恭子(38)。19年にフジテレビ系で放送されたドラマ版では泥棒一家の娘に扮して本格的なアクションを披露。シーズン2まで放送され、その人気ぶりから映画化されたものだった。
映画評論家の秋本鉄次氏も、深田の演技に期待を寄せる一人だ。
「テレビ版で深キョンのピチピチ泥棒衣装がセクシーと話題になりましたが、劇場版ではスクリーンいっぱいにムチムチボディを堪能できると思います。深田といえば、09年公開の『ヤッターマン』(松竹・日活)でドロンジョを演じ、肌を露わに拷問を受けるシーンがありましたが、こういう隙のある役柄がピッタリ。劇場版でも、男性のサディズムをくすぐるようなシーンに期待しています」
深田の所属事務所から活動休止が発表されたのは、5月26日。医師より「適応障害」と診断されたことを受け、出演予定だったドラマや映画は全て降板となった。適応障害は、環境の変化やストレスが大きな原因と言われるが‥‥。
「デビュー以来、売れっ子の深田は休みがなかなか取れず、朝から晩までドラマや映画の撮影に追われていました。直前に出席したイベントでは激ヤセぶりが際立っていて、視線が定まらない場面も。やはり人前に立つプレッシャーや過密スケジュールがストレスとなって症状を悪化させていたのでは‥‥。休業はやむなしでしょう」(スポーツ紙芸能デスク)