9月11日(日本時間12日)、フロリダ州ハリウッドでプロボクシングヘビー級8回戦が行われ、元世界ヘビー級統一王者のイベンダー・ホリフィールド(米・58)が総合格闘技団体UFCの元王者・ビトー・ベウフォート(ブラジル・44)と対戦。10年ぶりの復帰に注目が集まったが、“レジェンド”ホリフィールドは見せ場を作ることなく、1回1分49秒でTKO負けした。
「当初は元6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ(米・48)が出場予定でしたが、新型コロナに感染したため、ホリフィールドに代役オファーが届きました。準備期間が短い中でも還暦前とは思えないほど体は絞れていましたが、公開練習で動きにキレはなく、パンチのスピードもスローモーションのように見え、ファンから出場は『無謀だ』と批判の声が高まっていたのです」(スポーツライター)
その不安がリングで的中する形になったが、試合後にホリフィールドは「オレは傷ついていない。レフェリーは試合を止めるのが早すぎる」と、不満を漏らしていたという。
そんな全米注目の一戦で、もう1人「批判」のスポットライトを浴びたのは、ゲストコメンテーターにサプライズ起用された米国のドナルド・トランプ前大統領だった。
「過去に世界最大のプロレス団体『WWE』の年間最大のビックイベント『レッスルマニア23』に登場するなど大の格闘技好きで知られ、白羽の矢が立ったようです。ただ、試合当日は米同時多発テロから20年が経った節目の日。事件の現場となった世界貿易センタービルの跡地『グランド・ゼロ』などで追悼式が行われ、バイデン大統領やオバマ氏ら同時テロ後の歴代大統領が出席する中、トランプ氏は欠席。ボクシングの解説を選んだことで、批判が噴出しています」(前出・スポーツライター)
大統領の立場から退いても、「お騒がせ」ぶりは健在のようだ。