Amazon Prime Videoで9月3日から配信されている音楽番組「ザ・マクスド・シンガー」。大泉洋がMCを務め、Perfumeや水原希子らがパネリストとして出演する同番組は、マスクで正体を隠した12人のセレブが歌のパフォーマンスを競い、投票結果に応じて敗者がマスクを脱がされるという異色の構成になっている。
配信開始に合わせ、テレビCMが放映されるなど、鳴り物入りでスタートした同番組だが、視聴者から疑問の声が噴出しているのが番組収録時の「コロナ対策」だ。
「映像を見ると観客が感染予防のマスクを着用せず『密状態』で大歓声が飛び交っている。ネット上では配信直後から感染対策の不徹底さを指摘する声が相次ぎました」と語るのは芸能記者だ。その結果、制作サイドは対応を迫られることに。
「配信2日後には番組の公式Twitterで『PCR検査を撮影全期間において義務としていました』と明かしたほか、番組の説明欄でも『感染症対策を行った上で制作されました』との記述が追加された。それでも世間の不安を煽りかねない問題だけに批判が収まる様子はありません」(前出・芸能記者)
想定外の猛批判を浴びる同番組。前出・芸能記者が続ける。
「番組の評価欄を見ると最低評価が50%もあり、アマプラのバラエティ番組で見たことがないほどの『記録的大不評』。もっともコメントを読むと『密収録』以上に低評価の理由があることが分かります」
いったい低評価の理由とは─。
「マスク越しにも歌っている人がバレバレなのに『パネリストが知らないフリをしているのがサムすぎる』とのコメントが殺到しているんですよ。もともと韓国発祥の番組とのことで日本のノリとは違うのでしょうが…」(前出・芸能記者)
もろもろ「空気を読まない番組」に、今のところなってしまっているのかもしれない。
(山倉卓)