●ゲスト:竹田恒泰(たけだ・つねやす) 1975年生まれ。作家、慶應義塾大学講師。旧皇族・竹田家に生まれ、明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学を卒業、憲法学・史学の研究に従事。「語られなかった皇族たちの真実」(小学館)で山本七平賞を受賞。「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」、「日本人はいつ日本が好きになったのか」に代表されるPHP新書シリーズは、累計で70万部以上を突破した。
旧皇族・竹田家に生まれ、明治天皇の玄孫という出自で保守論壇に颯爽と登場した竹田恒泰氏。今年、電撃復帰を遂げた華原朋美の熱愛報道の相手としても注目を浴びた。皇室に関する視座を熱く語る売れっ子学者に、天才テリーが恋愛観から日本論まで率直に斬り込んだ!
テリー 竹田さん、近頃は時の人じゃないですか。華原朋美さんとは、僕と一緒に「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出ていた時に、お知り合いになったんですよね。
竹田 そうなんですよ。あの番組がきっかけで。
テリー 収録のあと、どうしたの?
竹田 最後に楽屋に挨拶に行った時に、LINEを交換して、ラーメンの話で盛り上がって、ラーメンを一緒に食べに行ったのがきっかけですね。それがたまたま、華原さんのお誕生日の直前だったので、プレゼントを用意したんですけど。
テリー 何を用意して行ったんですか。
竹田 タニザワのカバンです。
テリー 僕も持ってますよ。タニザワなんて、さすが渋いとこをつきましたね。
竹田 そんな特別高いものではないですし、モノがいいですから。
テリー ラーメン屋さんには、竹田さん愛用のロールスロイスで行ったの?
竹田 いや、あれは地方からお客様がいらした時とかに特別に出すものですから(笑)。
テリー だって、朋ちゃんとのデートは特別じゃないですか。
竹田 それはもちろんそうなんですが‥‥(笑)。
テリー ラーメン屋にロールスロイスをドーンと横付けしてくださいよ。
竹田 変に見られるかもしれませんよ(笑)。
テリー まぁでも、朋ちゃんも今は歌手活動に専念する時期ということですけど、そのあとはどうなってるんですか。おふたりで会われたりとか?
竹田 まあ、何回かは。頻繁ではないですけども。
テリー 微妙な距離感なんですね。私も応援していきたいと思います。
竹田 ありがとうございます。
テリー 竹田さんは「明治天皇の玄孫」ですよね。自分が皇族の流れをくんでいるという意識は、いつ頃から芽生えるものですか。
竹田 小学校の低学年の時にはもう知っていましたね。小さい頃に面と向かって話された記憶はないんですけど。
テリー そういう意識は、成長するとともにどうなっていくんですか。
竹田 父からは「竹田という家の名を背負っている、もし何か間違いがあったら皇室に迷惑が及ぶからちゃんとしなさい」ということは、かなり厳しく言われてきました。特に強く意識するようになったのは、中学生だった昭和64年に昭和天皇の崩御がありまして、度重なる大きな儀式の数々を見まして。
テリー なるほど。
竹田 テレビで見ていて、天皇陛下ってすごいなと思って、その時にいろんな本が出たので買い集めて読んで、あらためて明治天皇の玄孫であることの重みを感じました。
テリー 竹田さんは裕福なご家庭のご出身ですよね。
竹田 はい、どちらかと言えば。ただ旧皇族といっても、戦後の厳しい時代ですから、みんな寄ってたかって、旧宮家にいい話を持ち込んでですね、そのいい話に乗った宮家はことごとく財産を失ったようですね。ですから、旧皇族だからといって、必ずしも裕福だとは限りません。母方の実家が事業家でしたので、どちらかというとそちらの影響があったのかもしれません。