横浜スタジアムで開催された対横浜DeNAベイスターズ戦において、巨人の丸佳浩が7回表に21号となる勝ち越しホームランを放ち、18日ぶりの白星を手繰り寄せたのは、10月20日。引き分けを挟み、連敗は「10」でストップ。ホッと胸をなでおろしたファンも多いことだろう。
そんな丸のホームランで勝利した同日、YouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉が、〈丸佳浩へ原監督個別レッスン!〉とタイトルをつけて投稿。原辰徳監督の熱心な指導、ボールトスに対して「シュッ」と息を鋭く吐き、その都度スタンドインを想像させる豪快なスイングの丸の姿が映し出された。
視聴者からは、〈クライマックスから日本シリーズまで暴れてくれ丸佳浩の力が必要なんだ〉〈CS決めて勝って日本シリーズ勝って日本一掴みとってほしい!巨人の大逆転劇見せてくれ!〉など、早くも日本シリーズを見据えたコメントが散見されたのだった。
リーグ3位から日本一に輝いた前例は、パ・リーグにおいて、2010年の千葉ロッテマリーンズのみ。当時、ロッテの捕手だった里崎智也氏の発言「史上最大の下克上」が話題となった。もっとも、この年のロッテはリーグ優勝のソフトバンクとゲーム差2.5と実力は均衡していた。
今シーズンの巨人は、首位ヤクルトとのゲーム差は11.5(10月25日現在)。そして “負け越し3位”でのCS進出となった。しかし、そこからの日本一となれば、セ・リーグとしては初となり、それこそ本物の「史上最大の下克上」となるのではないか。シリーズ終盤の采配が疑問視されていた原監督にとって、ある意味「大チャンス」だが、はたしてどうなるか。
(ユーチューブライター・所ひで)