巨人が2年連続、2リーグ制になってからは38度目のリーグ優勝に輝いたのは10月30日。直前には今季ワースト5連敗を喫し、優勝を決めたこの日の対ヤクルト戦においても引き分けでファンは冷や冷やしたことだろうが、2位の阪神が対DeNA戦に引き分けたため、試合終了前に優勝は決まっていた。
今年は4番に岡本和真が定着、坂本勇人の2000本安打達成(11月8日に達成)にも注目が集まっていた。また、投手においては菅野智之が開幕投手からの連勝を「13」に伸ばすプロ野球新記録も見せており、1年を振り返った時、MVPは誰が選出されるだろうか…?そんな疑問に答えてくれる番組があった。
読売ジャイアンツのYouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉、10月31日に投稿された〈リーグ優勝会見?〉がそれで、内容は優勝後の会見模様。原監督から丸佳浩が実は開幕当初、右足親指を骨折していたといった衝撃の事実が明かされるなど、日本シリーズへの意気込みが語られる内容となったのだが、注目すべきは視聴者のコメント欄であった。
〈巨人軍広報部は良い仕事をしている。 12球団一の広報部だと思います。〉〈2009の巨人、2012の巨人、2013の巨人、どのチームが一番好きかを決めるのは難しいけど、広報は2020の広報がダントツで好きだぞ!〉〈夜中までお疲れ様です。 普段からファンが見たい映像を届けてくれる広報さんには感謝感謝です!〉〈神広報さんありがとう。 今年のmvpは広報さんでいい!!〉と、巨人の裏側を支える「広報」を賞賛するコメントが躍っていたのである。
今年は新型コロナの影響を受けて開幕が遅れたが、その間にも選手の状況がつぶさに投稿されていた。また、ともに広報の矢貫俊之氏、阿南徹氏は、ジャイアンツの生え抜きではなく、巨人は移籍組も大切にする球団だということも、かつての投稿回で明かされている。
今年は選手と首脳陣のみならず、広報までもが一丸となり、三位一体のバランスの良さが巨人をセ・リーグ制覇に押し上げたのかもしれない。
(ユーチューブライター・所ひで)