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白鵬、照ノ富士と対戦した力士に“覚悟”を見た1月場所「この一番」とは?

 2022年一月初場所は、関脇・御嶽海(みたけうみ)の3度目の優勝で幕を閉じた。13勝2敗、直近3場所・三役・33勝の大関昇進の目安をクリア。場所後に大関昇進となれば、出羽海部屋からの大関昇進は1976年1月初場所の三重ノ海以来、長野県出身の大関は実に、江戸時代の史上最強力士・雷電為右衛門以来となる。

 ちなみに、雷電為右衛門は、身長197センチ、体重169キロ。生涯成績254勝10敗、引き分けなどを除けば、勝率は驚異の9割6分2厘。まさに「史上最強」の称号にふさわしい。

 この1月初場所でも、新米親方として、西の花道警備にあたった白鵬(間垣親方)だが、早くも来場所への期待を語る。

「阿炎(あび)関の活躍は本物に近づいてきたと思います。来場所から本格的に大関取りがスタートしますが、今の彼なら問題ないと思います。彼の足が高く上がる四股は幕内でもピカイチです。ぜひ、大関とは言わず、その上の地位で、あの高く上がる四股をみてみたいものです」

 また、一月場所の「この一番」として白鵬が挙げるのが、4日目の照ノ富士対宇良(うら)戦。「引き揚げてきた時、西の通路の奥でビデオを見ながら『どうだった?』と聞いたら『かなわなかったです』と答えた顔には、次は行くぞとの覚悟が見て取れました。次が期待できる負けだったと思いましたね」とエールを送る白鵬である。

 さて、こんな「間垣親方の一月場所評」がから始まった同時進行相撲マンガ「白鵬本紀」第37番「運命の赤い糸」は1月25日発売の「週刊アサヒ芸能」2月3日号に掲載。続けて展開されるのは、若き日の白鵬の「初恋篇」。

 2004年3月場所で十両優勝、さらに幕内昇格の白鵬に1本の電話がかかってくる。相手はなんと横綱・朝青龍(あさしょうりゅう)。「明日、徳島で俺の激励会があるんだ。社長が活きのいい若手を連れてこいって言ってるから、お前を連れて行く。明日カラダを空けておけよ!いいな!!」それは、モンゴルの大先輩・ドルジ関からの有無を言わさぬ絶対命令。はたして、そこで白鵬を待ち受けていた「出会い」とは…。

「土俵の上では鬼になって勝ちにいくことこそが横綱相撲だと考えていました」

 2021年10月1日(金)東京・両国国技館で開かれた引退記者会見での白鵬の言葉である。

「横綱になれた頃は、自分の理想の相撲である『後の先(ごのせん)』というものを追い求めたいと思っていました。しかし、度重なる怪我に見舞われ理想とする相撲が取れなかったことも事実です」

 若き日の白鵬のエキサイティングな日々に加え、この告白の真実も、トクマコミックス「白鵬本紀」第2巻「白鵬のいちばん長い日」で、さらに詳細に語られる。

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