“かやちゃん”の愛称で親しまれるお天気キャスターの阿部華也子が大躍進! 4月から「めざましどようび」のメインキャスターに大抜擢されたのだ。女性からの人気も高く「好きなお天気キャスター・気象予報士ランキング」では、19年から2年連続で1位を獲得。その最大の武器とは──。
フリーアナウンサーの阿部華也子(25)が4月1日の放送をもって「めざましテレビ」(フジテレビ系)のお天気お姉さんを卒業。4月9日より、同局の「めざましどようび」のメインキャスターに就任することが決まった。エンタメ誌ライターも驚いたようで、
「同じ事務所(セント・フォース)の先輩・皆藤愛子アナ(38)も同番組のお天気お姉さんとして05年にデビュー。その後、09年から同番組の情報キャスターを経て、11年から『めざど』のメインキャスターを務めましたが、いきなりのメインキャスター就任というのは異例ですね」
局アナではなく、フリーアナがいきなりメインに抜擢された理由について、フジテレビ関係者が次のように明かす。
「そもそもは、今までメインを務めていた久慈暁子アナ(27)の4月末退社に伴う番組改編なんですけど、大抜擢された第一の理由は、視聴率のカギを握る女性層に顔が売れていることです。これまで6年間、『めざまし』でお天気キャスターを務めているほか、1日4回あるうちの一度は『めざましじゃんけん』のコーナーにも出演している。視聴者はじゃんけんに参加することでポイントがもらえて、プレゼントに応募できる。懸賞や節約を好む女性視聴者に人気のコーナーなんです」
メインになってからは、さっそく外ロケ新企画もスタートする予定だと、今から意欲満々の様子。
「本人も『スタジオを出て直接お話をうかがったりする機会があれば』と、張り切っている。局アナの場合は、いろいろな制限があるので、メインキャスターがスタジオを出て実況するのは難しい。スタジオを飛び出せるという点も、起用された大きな一因になっていると思います」(フジテレビ関係者)
まさに“視聴率請負人”としての大抜擢だったわけだが、その強みは、女性視聴者の中でも若い世代、特に20代女性の人気が高いことだという。その理由について、女性ファッション誌ライターは、
「『めざまし』で毎日着用している衣装は、女性誌『CanCam』(小学館)のスタイリストがプロデュースしていて、その衣装は番組公式インスタグラム『きょう何着て行く?』で詳しく紹介されています。2月28日のコーディネートを例に挙げると、コートが5000円台、ニットが3000円台、パンツが5000円台とお手頃な金額。20代女性にとって阿部さんはファッションアイコン(時代を代表するような、ファッション性の高い人物)に近いのです」
ある求人サイトによると、20代女性の平均月収は26万4000円強。身なりに気を遣いたい若者にとって、安価で財布に優しいコーディネートを画面越しに見せてくれる阿部は、救世主的な存在なのだ。