「どんぎつね」のCMなどで、癒やし系キャラとして絶大な人気を誇る美女優がここにきて路線変更。新作映画で激艶な悪女役に挑戦する。一時は「グラビア否定」発言で逆風が吹いていたが、ここぞとばかりに写真集でセパレート水着復活。“本”濡れ場の体当たり演技までしていたのだ。三十路Fバスト叩き上げ女優人生をひもとく!
女優・吉岡里帆の追加キャストの発表とともにビジュアルが解禁されるやいなや、主役を食うほど話題になっている。その作品は、4月29日に全国公開される映画「ホリックxxxHOLiC」(松竹/アスミック・エース)。
創作集団「CLAMP」の人気漫画を実写化したもので、原作は「週刊ヤングマガジン」と「別冊少年マガジン」(いずれも講談社)で03年~11年に連載され、単行本の累計発行部数が1400万部を突破している。
「映画版は神木隆之介と柴咲コウのダブル主演。神木扮する人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える高校生・四月一日君尋(わたぬき・きみひろ)が、柴咲扮するどんな願いも対価と引き換えに叶える不思議な店の女主人・壱原侑子のもとで働くことになり、大事件に巻き込まれるダークファンタジーです。そこで吉岡は四月一日と対決する女郎蜘蛛役を演じ、物語の重要な鍵を握ります」(映画ライター)
情報解禁時に吉岡は女郎蜘蛛について、艶気が〈たっぷりで、妖艶〉だとし、〈でも残酷な悪女です〉とコメント。さらにとにかく“艶っぽい所作”が難しいとのことのことで〈工夫の連続なんだなと勉強になりました〉と続けている。
確かに女郎蜘蛛のビジュアルは強烈な色香を放っていた。今まで見たことがない吉岡の金髪姿と目力の強いアイメイクに加え、黒いジャケットの下は、体を締め付けるような衣装で推定Fカップバストは“輪っか”が見えそうなギリギリまで肌見せ。へそ出しや網タイツも実にサマになっているのだ。
「ファッションだけで艶っぽさは原作を超えています。女郎蜘蛛は全19巻のうち中盤と終盤に登場。四月一日の前に客として現れる回では、正座している四月一日の上に跨り、体を密着してキスをしながら誘惑する性的欲情の激しさも見せています。吉岡がどこまで表現するのか、原作ファンの興味が高まっています」(前出・映画ライター)
吉岡の脱ぎっぷりに期待せずにいられない理由は、今作でメガホンを執る蜷川実花の存在が大きかった。蜷川といえば、映画業界では「脱がせ屋」として知られ、デビュー作となる2007年公開の映画「さくらん」(アスミック・エース)で菅野美穂、木村佳乃、土屋アンナの愛欲シーンを用意。その後も「ヘルタースケルター」(アスミック・エース)で沢尻エリカ「人間失格 太宰治と3人の女たち」(松竹/アスミック・エース)では二階堂ふみの激しい「完脱ぎベッドシーン」で女優の魅力を引き出し、評価を確固たるものにした。
今作でも、物語のキーマンとなる吉岡の妖艶で、性的欲情の激しい女性ぶりが映画の出来を左右していると言っても過言ではない。蜷川映画といえば、フタを開けると女優陣のサプライズ艶技が見られるのが真骨頂なだけに、今後の吉岡の「匂わせ発言」にも注意すべきだろう。