今年だけでも映画「ホリックxxxHOLiC」(松竹/アスミック・エース)のほか、主演を飾る映画「ハケンアニメ!」(東映)や「島守の塔」の出演が決まるなど、順風満帆の女優・吉岡里帆だが、もともとはアルバイト生活を送りながら小劇場の舞台に立っていた。現在の所属事務所で本格的に芸能活動をスタートさせたのは、2013年のことだ。出版関係者が明かす。
「映画やドラマのオーディションに参加するも落選が続き、転機が訪れたのは14年に『週刊プレイボーイ』でグラビアデビューしてから。清楚系の愛くるしい童顔と弾力のある巨バストのギャップで注目を集めると、吉岡も極小面積のセパレート型紐水着を着用し、期待に応えていました」
一方、役者として好機をつかんだのは、16年放送のNHK朝ドラ「あさが来た」に出演したのがきっかけだった。それからはヒットドラマ「カルテット」(TBS系)の出演をはじめ、CMも次々と決まり、大ブレイク。が、17年10月に女性向けのネットメディアでの対談が物議を醸した。
「『私は水着姿なんて絶対出したくなかった』などと過去のグラビア仕事について発言して炎上。その約3カ月後に『文春オンライン』のインタビューで『グラビアの話、なんかどんどん違う方に話が拡散してて、すごく困ってるんです』と火消しに走ったものの、収まらなかった」(芸能記者)
アンチ増殖の影響もあってか、18年1月に連ドラ初主演を務めた「きみが心に棲みついた」(TBS系)で全話平均視聴率は7.7%。同年7月にも主演作「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)が全話平均5.8%と低迷した。
「完全に心が折れて、連ドラには『向いていない』と周囲に漏らしていましたね」(芸能プロ関係者)
それ以降、映画や舞台を中心に活動の幅を広げるが、実は「脱ぎ仕事」を嫌悪していたわけではなかったようで、積極的にラブシーンに挑戦。19年公開の映画「パラレルワールド・ラブストーリー」(松竹)では、ジャニーズグループ・Kis-My-Ft2の玉森裕太と濃密なカラミを見せた。
「玉森演じる崇史が吉岡扮する麻由子の自宅を訪れ、ドアが開いた瞬間に強く抱きしめて唇を奪います。初めは抵抗されるものの、ベッドに押し倒すと吉岡はオトコを受け入れ、手を握りながらディープキス。それから場面は“結合”シーンに変わり、2人ともマッパで対面座位になると、吉岡はピチャピチャと卑猥な音を立てながら唇を貪った。スローテンポで腰を下から上に深く突き刺されるたびに、『はぁはぁ、はぁん』と耳元で囁くような吐息混じりのアエギ声を漏らすのです」(映画ライター)
ここまで体当たり艶技をしていながら、コアな映画ファンにしか知られていなかったのは、
「初週末のランキングは4位と好調でしたが、翌週には勢いが落ち、興行収入が伸び悩むほどコケました。なので、せっかくのラブシーンも話題にすらならなかったのです」(映画ライター)
吉岡にとっては不運でしかないが、そのぶん、貴重な「埋もれた至宝シーン」と言っていい。