3月25日に開幕した日本プロ野球のペナントレース。巨人の菅野智之が球団史上最多となる8度目の開幕戦先発のマウンドに上がり、6回2失点におさえる好投。巨人が「4対2」と勝利した。
この、日本テレビ系で放送された「巨人-中日戦」で、解説を務めた、元巨人の上原浩治氏が、同日、みずからのYouTubeチャンネル〈上原浩治の雑談魂〉で、試合前の解説ブースにて、同じく解説を行なった元巨人の高橋由伸氏とライブ配信を行った。
昨年時点では、上原氏は、菅野と並ぶ開幕戦7試合に先発。しかしながら、勝利数は菅野の「4」に対して上原氏「2」と、菅野には随分と水をあけられる結果となっていた。
動画の中で上原氏は、開幕戦はエース級同士の戦いで我慢比べのところ、自分自身は短気な性分ゆえ我慢できなかったのだろうと冗談めかして話し、「1回勝った時も、十何点取った時があったでしょ、開幕で?阪神戦かな?(と高橋氏に同意を促しつつ)だから打線の方が注目されて…。2勝って言ったけど、もう1勝どこやろ?」との上原氏に、「ボクも思い出せない、上原の開幕の勝ちってどこだろうって…」と高橋氏も首をひねっていた。
上原氏の言う阪神戦の開幕戦は、2001年3月30日のことであろう。「17対3」で巨人が圧勝している。そして、もうひとつの開幕戦の1勝は、06年3月31日の対横浜戦である。実はこの時も、「12対2」で打線の大量援護による勝利。やはり、上原氏の活躍により僅差で勝利、といった記憶に残るものではなかったようだが、首脳陣が期待を寄せて開幕戦のマウンドに送り込んだに違いない。
ともあれ、今回重圧を跳ねのけて結果を残した菅野に拍手を送りたい。
(ユーチューブライター・所ひで)