お笑いコンビ「千鳥」、「かまいたち」、「見取り図」は、いずれも「笑神様は突然に…」(日本テレビ系)をきっかけにブレイク。そのため関西芸人は、同番組のMCであるウッチャンナンチャンの内村光良にハマると全国で売れるというのが通説になっている。
「20年5月の『ボクらの時代』(フジテレビ)で、今田耕司は““大阪の芸人は、東京に出たらまず内村さんと絡んで、東京の方に馴染んでもらう。内村さんが笑えば、東京の人がちょっとウェルカムになってくれる”と語っていました」(芸能ライター)
そんなウッチャン伝説以外にも、お笑い界には、いろんなジンクスが存在している。
「例えばコンビ名に“ん”が付くと売れるというのもその一つ。ダウンタウン、ウンチャンナッチャン、ナインティナイン、とんねるず、爆笑問題がその例です。ほかには、売れている先輩の使っていた財布をもらって使うと売れる、売れている先輩の住んでいたマンションの部屋を後輩が引き継いで住むと売れるというものも。あとは、女芸人には銀座のユニクロのトイレ掃除のバイトをすると売れるというのもあります。ガンバレルーヤや『ぼる塾』の田辺智加がこれに当てはまることを、3時のヒロインの福田麻貴が力説していましたね」(前出・芸能ライター)
若手芸人はとにかく売れたい気持ちが強いだけに、いろんなジンクスが生まれるのだろう。
(鈴木十朗)