野球はおろか、タレント業も廃業危機だ。6月8日に報じられた日本ハム・新庄剛志監督の「薬物陽性反応」騒動が、芸能界にも飛び火しそうだ。
タレント、監督として昨年秋の就任以降、番組出演やイベントに出席していた新庄監督。
「最も問題視されたのは、開幕直前に札幌でのチームの全体練習を堂々と欠席してファッションショーのモデルを務めたり、著名カメラマンの被写体になった撮影イベントに出席したこと。球界内では、あれはやりすぎともっぱらです。パ・リーグ5球団が結託して『新庄包囲網』を敷くきっかけを与えてしまった」
スポーツ紙デスクは、そう指摘する。
ただでさえ「色物」と見られていた新庄監督だが、明るく楽しく振る舞う姿に心打たれるファンも少なからずいた。だが今回の件で、全てが消えてしまうかもしれない。芸能プロ幹部が声を潜めて言う。
「新庄監督と仲がいいとされる武井壮をはじめ、芸能界の交友関係にあらぬ目が向けられる可能性が高まっています。今までは企業もタレントも『BIGBOSS旋風』にあやかって絡んでいたが、リスク回避のため、今後は距離を置くことでしょう」
全ては身から出た錆と言えるが、BIGBOSSの影響力は計り知れないだけに、この薬物報道の代償は大きすぎるのだ。