「さんまのからくりTV」(TBS系)、「明石家マンション物語」(フジテレビ系)などの番組で、明石家さんまとは数々の共演歴がある関根勤。さんまの爆笑エピソードは尽きないものだが、「ボクが最も驚いたのがね」と関根が回想したのは…(YouTube〈関根勤チャンネル〉6月14日)。
「さんまさんて、からかいやすいというか、学生から見たら『おい~、さんま~』とかいけるわけよ。で、中学生がヒップ蹴ったらしいんですよ、外で。その時ね『ナイスキック』って言ったんです。さんまさんに聞いたら『いや、それは本当は痛かったんだけど、ここでバーンなんて怒ったりすると、またあまりよくないなと思って。何がいいかなって思って浮かんだのが『ナイスキック!』やった」
「ナイスキック! お前ら、ダメやで!」と言うや、全員が謝ったそうで、
「素晴らしいでしょ、危機管理能力」
と関根は絶賛。
笑いの原点は、常識を覆すこと。日常に非常識を溶け込ませることで、そこにジワリと笑いが浮かび上がってくる。その習慣が体に染みついているとはいえ、ヒップを蹴られるという想定外の事態に、瞬間的に怒りと真逆の発想を持ってくるとはお見事。
さんまの頭の回転の速さは、何もギャグに限らないようだ。
(所ひで/ユーチューブライター)