8月17日のDeNA戦、ケガからの復帰2戦目で打点をもぎ取る安打を放った、巨人の坂本勇人。7対3で負けはしたが、キャプテンの復帰にホッと胸を撫で下ろしたファンは多いことだろう。
その坂本、昨年までのプロ15年間で受けた死球の数は33で、1年平均2.2となる。他の選手と比較すると、3085安打をマークした張本勲は、23年間で78、年平均3.39。日米通算4367安打のイチローは、28年間で114、平均4.0と、坂本の被死球率の低さが際立っていることがわかる。
8月17日、元巨人・江川卓氏が、YouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で、その理由を解説した。
「それは、インコースの打ち方がうまいので、インコースに投げるピッチャーが少ないからです。全部とは言わないけど、かなり外側に投げる率が多いっていうことと、インコースに来た時に、避け方もうまいんですよ。外側が得意な人はそこ狙っていきますから、インコースに来たら当たるんですよ。避けるのもうまくないですから」
この話を頭に入れて相手ピッチャーの配球を観察するのもまた、野球の楽しみ方のひとつであろう。
(所ひで/ユーチューブライター)