日本プロ野球は、12月14日にセ・パ両リーグのベストナインを発表した。
この日、33歳の誕生日を迎えた坂本勇人(巨人)が4年連続で選出され、通算7度目の受賞は遊撃手としては松井稼頭央氏(西武)などに並び歴代2位タイを記録。上には歴代1位の吉田義男氏(阪神)が9度で控えているが、張本勲氏以来となる3000本安打、さらに言えば、張本氏の3085本の安打日本記録も視野に入れているだけに、「吉田氏超え」が先か「張本氏超え」が先かと、坂本に対するファンの期待も高まるばかりだろう。
そんなやさきに巨人のYouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉が、12月15日に〈やっぱり勇人は速い!!〉と題して公開した投稿回では、練習風景の中、一定距離のタイム走を披露。捕手の小林誠司と投手の山口俊が「2.34秒」で並び、内野手の中島宏之が「2.33秒」を記録する中、坂本が唯一「2.30秒」を切る、「2.23秒」を叩き出し、飛び出しの速さが守備力にも影響することがよくわかる内容となっていた。
去る12月15日には契約更改が行われ、5年契約の4年目となる来季に向けて、1億円増の推定6億円でサインした坂本。内野手初の年俸6億円到達となった。
中日の一軍監督に就任した立浪和義氏が持つ歴代最多二塁打(487)の記録超えも目標に掲げた坂本の通算二塁打数は(402)。大きなケガさえなければ、ここ4、5年でクリアする数字だろう。
様々な記録更新の期待がかかる坂本には、体調を万全に、一つ一つのクリアとともに、巨人の「V」回復も心待ちにしたい。
(ユーチューブライター・所ひで)