「原さんが岡本さんの打撃をずっと見てて、(打率が)2割5分を切るまでは我慢しました。2割4分ぐらいになってから、上がってこないのを見て、これは苦しい決断だったでしょうね」
9月1日、YouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で巨人・岡本和真の打撃不振をこう評したのは、野球解説者の江川卓氏だった。
ヤクルトの主砲・村上宗隆にほぼダブルスコアと大きく水をあけられる25本塁打、打率は2割4分3厘の体たらく(9月1日現在)。8月11日の中日戦から4番の座を中田翔に譲り、6番に甘んじた。だが江川氏は「6番のバッティングになっていない」と苦言を呈する。
「6番も、4番の感覚で打ってる感じがしますけど。7番に繋げようってバッティングはしてないですから。いつ戻っても4番になるように…っていうバッティングをしてる感じに見えます」
岡本が6番に座った8試合は、打率わずか1割6分1厘の惨状。江川氏が指摘する通りである。
その後、復調の兆しが見えないまま5番に「昇格」し、以降の10試合は2割7分8厘と、光が差してきたようにも見えるが──。
目下、目指すべきは、クライマックスシリーズ出場をかけたAクラス入りだろう。だが、チームの要が打棒をくすぶらせたまま「代役4番」に活躍されているようでは、追撃態勢はなかなか整わない。
(所ひで/ユーチューブライター)