その能力を視聴者が認めるほどなのに、突如、誰でもできるようなことができないことが発覚するのも芸能人だ。
千原ジュニアの婚姻届の証人は松本人志。ジュニアにお願いされ、証人欄に自宅の住所を書こうとしたが、なんと、はっきりと覚えていなかった。
「え!?俺、住所知らんわ。テキトーでいいよな」
これについてジュニアは、
「だから厳密に言うと俺、まだ結婚してない。認められてないんちゃう」
と語るのだった。
フットボールアワーの後藤輝基は、運動音痴であるばかりか、スポーツのことを全く知らないらしい。
ナイツの塙宣之によると、
「(後藤は)バスケットボールのスリーポイントシュートがわかってなかったの。要するに、リングに当たらないで『パサッてなったから、スリーポイントなん?』って。スポーツに興味がないから、本当にわからないの」
これだけではない。
「義務教育で習わなかったっけ」と、つい思ってしまうケースも目立つ。バカリズムは英語の筆記体が読めない。というのも、中学時代に「筆記体は覚えたい人だけ覚えればいい」と言われたためだ。
しかし、高校の授業では筆記体が使われており、それに反発して英語の授業中に漫画を描いたり、部活動のために寝るようになったとか。
ある時、仕事部屋がある雑居ビルに、アロマの香りを放つ怪しいお店があった。ワクワクしてしまい、艶っぽいお店かどうかを見分けようとするのだが、店名が筆記体で書かれていて、判断し損ねた。「勉強しておけばよかった」と強く後悔しているのだ。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。