意外なことに、計算が苦手な芸能人は少なくない。
平成ノブシコブシの吉村崇は「ピースの綾部祐二は掛け算ができない」と声高に叫ぶ。
吉村が綾部に「7×8は?」と質問した時、綾部は実際に「この状態では無理」と認めていた。
元AKB48にも算数が苦手なメンバーが多い。
指原莉乃は「2+4+6-4-2」という単純な計算問題に「10」と答えてしまった。篠田麻里子も「え、7×8=32じゃないの?」と驚きの返答をしている。
松本人志も掛け算ができない。小学生時代、九九を覚えてないことで父親に激怒され、それ以降、覚えることを頑なに拒んできたという。島田紳助からは「よくそれで、これまで生きてこれたな」と驚かれたことがある。
こちらも意外だが、太田光は足し算と引き算ができない。1桁の計算でも、時間をかけていくつか間違える。2桁の計算になると、ずいぶん時間をかけて、ほとんど間違えるという。事務所社長の太田光代はそれを面白がって、周りのタレントに「太田に計算させてみて」と勧めているのだ。
さらには割り算もできないと、本人が認めている。日大芸術学部への裏口入学報道に対し、新潮社に損害賠償を求めた裁判で、太田は「割り算ができないっていうのは証拠になりません。なぜならば、日芸の入試は2教科で、国語と英語です」と抗弁しているのである。
ビートたけしのように「もし違う道を選ぶなら、数学の研究者になりたかった」という芸人を思い起こすこともあるが、かの天才科学者、アインシュタインも実は数学が苦手で、相対性理論を証明するために、得意な研究者に計算してもらっていたという。仮に算数が苦手でも、臆する必要はなさそうだ。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。