高橋英樹が主演ドラマ「西村京太郎トラベルミステリー 十津川警部」(テレビ朝日系)の撮影再開をブログで報告し、連日のように現場の様子を小出しに投稿しているが、ファンの間で早くも最新作の「内容予想」が始まっている。
高橋によると、9月11日から15日まで、5日間にわたって静岡県の中部にある景勝地「寸又峡」と、近くの大井川鐵道井川線の沿線でロケを行ったという。絶景を誇る「夢のつり橋」や、井川線の「奥大井湖上駅」近くで撮影されたようだ。そのため、劇中、殺人事件が起きるのがこの地域なのは間違いない、と言われている。しかも、物語の大半もこの地域で展開されるというのだ。テレビ誌記者も同意見だとして、次のように話す。
「十津川警部シリーズはこれまで、18日間通しで撮影が行われてきました。コロナ禍の影響でぶっ通しではありませんが、撮影日が18日前後というのは変わらないようです。となると、そのうちの5日間を使った寸又峡ロケは、物語のかなりのシーンを占めると考えていいでしょう」
まず事件が起きた現場がここであるのは確実として、さらに十津川警部が、周辺で事件の調査や聞き込みをすることもありそうだ。時刻表トリックを解き明かすため、十津川警部と亀さん(亀井刑事=高田純次)が井川線に乗る、なんて場面も考えられる。
「そして何よりも注目したいのは、犯人を追い詰め、事件の全貌が明らかになる場所です。寸又峡周辺と推測できますが、吊り橋の上になる可能性も高い。これは印象的なラストシーンになるかもしれませんよ」(前出・テレビ誌記者)
9月17日からは、東京でも撮影が行われた。スチール製の書庫の上に「警視庁」と書かれた段ボール箱が並んでいるセットなどから判断すると、どうやら警視庁捜査一課の部屋のようだ。ここでも十津川警部や亀井刑事、そして山村紅葉が演じる北条刑事が、熱い捜査を繰り広げてくれることだろう。