世界中のファンを熱狂させた舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」が、日本のオリジナルキャストで登場して好評を博している。今年で2年目を迎えるという。
「この作品は、原作者がハリポタシリーズの『8番目の物語』として、演出家と脚本家とで共同創作したものです。2016年にロンドンで開幕して権威ある演劇賞に輝くなど成功を収め、その後は世界6都市で大ヒットしました。東京はアジア初、世界では7番目の開幕となります」(演劇ライター)
日本での初年度は2022年7月8日に開幕。舞台では、これまで藤原竜也、向井理、石丸幹二のトリプルキャストが主人公のハリーポッター役を演じてきた。今年は初年度と同様に3人のキャストが起用される予定だが、1人目のキャストとして発表されたのが、藤木直人だった。
《えっ、藤木直人って50歳じゃなかったっけ》《ハリーポッターといえば、少年なのでは》と、違和感を覚えたファンもいたようだが、実は、舞台の設定は「37歳になったハリー」なのだ。しかも、ハリーには子供がいて、ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男・アルバスを、キングス・クロス駅まで見送るシーンから始まるという。実際、初年度のハリポタ役の石丸はアラカンである。
「実はハリポタ役に向井理や藤木直人が抜擢されたことで、すでにハリー・ポッターを卒業したような40代~50代の女性たちが再び戻ってきているんです」(芸能ライター)
ファンからもこんな喜びの声が聞こえてくる。
《娘がハリポタ好きで、観たいと言うからチケットをとろうと思ったら、ハリー役が藤木さんだと知って震えました。舞台装置もダイナミックで画期的と聞くし、楽しみです》
「実際のハリー役のダニエル・ラドクリフも33歳。少年ではなくなっていますし、ポッタリアン(ハリー・ポッターファン)は物語の世界観が好きなので、年老いたハリーでも大丈夫なんです」(前出・芸能ライター)
ちなみに、残り2名のハリー役は今後、随時発表されるという。どんな「おやじハリー」が登場するのか、楽しみに待ちたい。