2016年春に放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)の映画化が決定した。主演は岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の3人。実際に「ゆとり世代」の俳優である。
公開は今年10月13日だが、タイトルの「ゆとりですがなにか インターナショナル」と主演、脚本家、監督以外の発表はなく、ストーリーはシークレット。だが、脚本を担当する宮藤官九郎は、松坂から「ゆとりで『ハングオーバー!』みたいなの、やれませんか」と提案されたのだとして、次のように明かした。
「それが3人の総意だったのか、記憶は定かではないのですが、世代論が通用しない海外で走ったり飲んだり吐いたりするまーちん、山路、まりぶ君(ドラマのキャラ)の姿が目に浮かんで、水田監督に相談して『ゆとりインターナショナル』という仮題を付けました」
海外で泥酔するというのか!? 以前、酒場で岡田と松坂の会食風景を目撃という映画ライターは、
「実際に会うと、2人はまるで双子のようにソックリでしたね(笑)。というのはさておき、お酒をすごく上品に飲んでいて、静かに語り合っていたのが印象的でした。インタビューで会ったこともありますが、すごくクレバーで、とてもゆとり世代とは思えない努力家ですね。それは柳楽さんもしかり。個人的にはここに三浦春馬さんもいてほしかったなと思います。岡田さん、松坂さん、三浦さん、この3人はソフィスティケートされた雰囲気があって、似ている気がします。そこにワイルドな柳楽さんが加わったバージョンを見てみたかった。夢の話ですが」
どんなハングオーバー(二日酔い)が見られるのか、楽しみである。