秋の夜長に、2大女優のガチンコバトルが勃発する。かたやホンワカ天然系、かたやバリバリ暴走系、好対照の2人が主演ドラマで真っ向勝負を果たすのだ。
タイマン勝負は10月からスタートする。舞台は「水曜22時」という時間帯である。沢尻エリカ(28)が4~6月に放送された主演ドラマ「ファースト・クラス」(フジテレビ系)の続編を早くもひっ提げて登場すれば、綾瀬はるか(29)は「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)で挑む。
「『ファースト・クラス』の前作はファッション雑誌編集部における陰湿バトルを描いた作品でしたが、沢尻は世間に浸透した高飛車イメージに反し、イジメに耐える『ひたむきな編集者』を演じた。結果、23時台という深夜枠にもかかわらず、最終回で視聴率10%超えを果たしました。前作終了からたった3カ月での続編放送は異例の早さです」(スポーツ紙芸能デスク)
続編で沢尻はデザイナーに転身し、自身も“悪女”となって特異なファッション界でのし上がっていくというから、彼女の本領が発揮されそうである。
一方の綾瀬は、恋愛経験のない「30歳処女」というOLを演じる。“実績”がある裏番組の沢尻を負かすには、推定Fカップと言われる綾瀬が一肌脱ぐぐらいの覚悟が必要だろう。実際、10月15日の初回には「処女喪失シーン」が用意されているというのだが‥‥。
「9歳年下の大学生(福士蒼汰・21)と飲みに行くのですが、その日が彼女の誕生日だと知った男がお祝いを口実に水上バスでクルーズを楽しんだりしながら、綾瀬を記憶がなくなるほど酔わせてしまうんです」(ドラマ関係者)
気づいたら朝、ホテルのベッド。横には裸の男がいるものだから30歳の処女は大慌てする。
「とはいえ、肝心の“喪失シーン”は描かれていないんですよね。綾瀬が着たバスローブの前がはだけていて慌てて隠すというシーンはありますが、当然ながら視聴者にヌードは見えない。またいつもの肩透かしかと‥‥」(前出・ドラマ関係者)
これでは勝負は沢尻優位に傾きそうか。ヘタすればボコボコに潰されてしまうかもしれない。芸能評論家の三杉武氏が語る。
「そもそも、天然でブリッ子キャラの綾瀬は同性のウケがよくないのですが、意外にも沢尻は同性支持が高いんです。最近は、挫折を味わってから復活した芸能人を応援しようという風潮がある。沢尻は映画『ヘルタースケルター』(アスミック・エース)ですでにヌードも披露していますが、開き直ったことで女優としての幅が広がった。今回は視聴率20%超えも期待できそうです。一方、綾瀬は“人気女優”と言われるわりにはヒット作はほとんどない。今回も脱ぎ惜しみするなら視聴率は低空飛行に終わるのは確実です」
沢尻に惨敗となれば、いよいよ主演女優の座が危うくなってきそうだ。