1月29日に放送された沢尻エリカ主演のスペシャルドラマ「大奥・第2部 悲劇の姉妹」(フジテレビ系)の視聴率が9.2%だったことがわかった。同ドラマは第1部も低視聴率に苦しんでいた。
「沢尻エリカが時代劇デビューとして選んだのが、悪女と聖女の2役を2週に渡って演じ分けた今回の『大奥』です。しかし1週目はAKB48の渡辺麻友と女同士による禁断の関係を描いたことで話題にはなりましたが、視聴率は9.6%と奮いませんでした」(テレビ誌記者)
そして「大奥」2週目は、大奥入りした姉妹ものを描き、物語の最後には蓮佛美沙子演じる妹が、自決するという衝撃の展開を迎え、視聴者を驚かせた。
さらに今回は、「大奥」シリーズにおいて、姉妹を軸に物語を展開するのは初だったこと、そして裏番組が弱いことで、一部からは今度こそ高視聴率が取れるのではと期待されていたという。
「かつては高視聴率当たり前だった『大奥』ですが、今回は2週とも視聴率1ケタという悲惨な数字となりました。また1週目は、裏の日テレにてジブリ映画の『魔女の宅急便』が放送されていたため、低視聴率でも仕方がないと言い訳ができましたが、2週目は、強力な裏番組が無かったにも関わらず、さらに数字を下げてしまった。沢尻側は、今後、女優としての幅を広げるため、『大奥』で華々しい時代劇デビューを目論んでいたようですが、終わってみれば厳しい結果が残りました」(前出・テレビ誌記者)
今回、視聴率が苦戦したことで、沢尻は時代劇の世界からは当分、“追放”となりそうだ。
(森嶋時生)