W杯アジア2次予選(11月16日~)を戦う代表メンバーが8日に発表されたのを受け、元日本代表の田中マルクス闘莉王が自身のYouTubeでメンバー選考について語った。
相手はFIFAランキング161位のミャンマーと93位のシリア。移動を考えて欧州組は呼ばず、国内組でやるべきという声もあったが、闘莉王は先の配信でそれを否定。戦っていく中でベストメンバーを決めていくべきだと訴えていた。
闘莉王の提言を受け入れたわけではないだろうが、森保監督はベストメンバーを選択。もちろんそれは正解だと闘莉王。ベストメンバーでいくべき理由をこう説明した。
「代表チームは集まる機会が少ない。みんなを集めて練習し、いろいろな確認をすることが重要。ミャンマーとシリアは強い国ではないので、試合でもいろいろ試せる」
ミャンマーとシリアには「J2のチームから集めた選手でも勝てる。J3でも勝てる」と闘莉王。問題は移動とケガだけで、移動がいかにきついのか自身の経験を披露した。
「座りっぱなしで苦労した。試合が終わって回復しないまま移動しないといけないのがきつい」
格下との試合ということで、勝つだけではなくこんな注文をつけている。
「日本のセットプレーはまったく怖さを感じない。こういう試合でセットプレーで点を取り、自信を持つことが大事。セットプレーというさらなる武器を持つことができれば上のレベルにいける」
2次予選の2試合はセットプレーに注目して観ると楽しめるかもしれない。
(鈴木誠)