お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之の妻で、元TBSアナウンサーの青木裕子(31)が、12月15日にフォト日記「母、妻、ときどき青木裕子」(講談社)を発売。妊娠が判明した昨年7月から今年3月に誕生した長男の稜(りょう)くんの6カ月記念日となる今年9月までの日々を、赤裸々に綴っている。
「同書では、青木が撮ったスナップなど妊娠中の夫婦ツーショットや親子3ショットなど100枚以上の写真が公開されています。青木は大学時代はミス慶應として活動。女性誌の読者モデルを経て、美人アナとして活躍していただけのことはあります。結婚、出産を経験、三十路を超えたというのに劣化ひとつなく、変わらぬ美人ぶりには驚かされました。先月、ファッション誌『SAKURA』で初表紙を飾るなど、ママタレとしてもデビュー。今後もバリバリ稼ぐつもりのようです」(出版関係者)
もともとは日記ではなく、妊娠中の記録としてメモし始めたのが発端だったという。
沖縄で暮らす青木の実妹が先に出産していたことから、つわりの不安を相談。その際に妹が自身の日記を読んで的確なアドバイスをくれたことで、記録の必要性を痛感したという。
「妊娠はつわり一つとっても人それぞれ。同じ女性でも初産と2度目では違って当たり前のデリケートなもの。だが、自宅に引きこもり、社会と隔絶された環境にいる妊婦にとって、リアル経験談を知る機会は思いのほか少ない。そこで、自分の経験が役に立つならと、日記の書籍化を決めたそうです」(芸能ライター)
同書で明かされるのは、妊婦の不安や葛藤だけではない。12歳年上の元プレイボーイ矢部のグータラ亭主ぶりも赤裸々に描かれている。青木は早朝から子供にかかりきりの状態。手つかずの家事が山積みだ。したいのに何もできない時間が過ぎていく。そんな気持ちを逆なでするかのように、昼夜逆転生活の矢部が昼過ぎにのっそりと起きてくる。夜中は授乳のたびに起こされ、寝られない日々の青木は、てんで頼りにならない矢部にムカついたり、毒づいたり、失望したり。青木がむき出しの感情をぶつけたあげくにブチ切れ、家出したこともあったという。
しかし、離婚寸前までこじれた夫婦関係も、息子かわいさに目覚め「イクメン」となってからの矢部の頑張りで、今では180度変わったという。
「矢部が20年間続けたラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』を今夏卒業したのは、燃え尽きたわけでも何でもなかった。昼夜逆転生活を解消、朝・夕食を家族全員で食べるための家長としての決断だった」(放送作家)
この時、正直に「番組卒業の理由」を告白すれば、矢部の好感度が上がったかもしれないが、それをしなかったのは、もしかしてこの本が売れるように「いい話」をとっておいた、と見るのはうがちすぎか。