旧ジャニーズ事務所タレントの番組を多く放送してきた、ラジオ在京キー局の文化放送。3月末で「旧ジャニ枠」の全12番組のうち、4番組が終了する。在京ラジオ局関係者が言う。
「結婚を発表したNEWSの小山慶一郎がパーソナリティーを務める『KちゃんNEWS』などで、局幹部の定例会見で『通常の番組終了と同じ理由と考えている』と説明。確かにそうですが、もっと詳しく言うなら、予算削減の影響で旧ジャニーズ枠も聖域でなくなったということ、が正しい表現です」
さらに俯瞰してみると、確かに春改編の影響は大きい。在京ラジオ局関係者が続ける。
「早朝の『おはよう寺ちゃん』、午前帯の『くにまる食堂』はそれぞれ1時間ずつ放送時間を延長して、午前中に3時間放送していた番組『おとなりさん』を終わらせた。さらに午後帯も2時間半の生放送番組をやめて、1時間半の報道番組を編成。残り1時間は録音番組で穴埋めします。18年続いた野球解説者・岩本勉氏の番組も強制終了となりました。あまりに露骨な予算削減が断行されたことで、局内の空気は相当重たくなっているようです」
もはやラジオメディア存亡の危機といっていい。