スポーツ

DeNAに「サイ・ヤング賞投手」を強奪された巨人・原辰徳監督が「メンツ丸潰れ」の憤激【アサ芸プラス2023前半BEST】

 編成権を含めた「全権」を与えられ、後継者を指名するキングメーカーの力まで持つとされる。それが巨人の原辰徳監督だ。だが、そんな強権監督が秘かに狙っていた大物投手が、目の前で敵にかすめ取られてしまった。しかもその裏には、身内たる親会社の思惑があったというから、原監督のやり場のない怒りは察するに余りあるのだ。(3月14日配信)

 巨人の原辰徳監督がご機嫌ナナメだ。DeNAが推定年棒4億円で、大リーグ前ドジャースのトレバー・バウアー投手を獲得したことが原因だという。スポーツ紙遊軍記者はその状況を、次のように説明する。

「実は原監督は、サイ・ヤング賞を獲得した実績のあるバウアーに興味を示していました。バウアーはDV規定違反で21年の中盤から出場停止処分を受けたことで、ドジャースを自由契約になった。だが、本来なら年俸40億円の価値がある投手。それが今季なら、格安で来ると踏んでいましたからね。ところが、どうもそのDV規定違反を問題にした親会社から、ストップがかかったようです。本人は全権監督のつもりですからね。メンツを潰されて、面白くないでしょう」

 原監督がバウアー獲得を考えていた最大の要因は、時には中3日での登板もいとわないタフネスぶりだ。今季、巨人は外国人投手4人を獲得したが、キャンプやオープン戦での数字はアテにならない。

 現状で勝ち星が期待できる先発投手は、菅野智之と戸郷翔征の2投手しかいない。だが、近年の菅野は故障が多く、フルシーズンを通じて働ける保証はない。1年を投じて回転できる投手は、ノドから手が出るほど欲しいのだ。

 また、昨年の暮れから「バウアー日本球界OK」という情報が流れ始めたことで、他球団にさらわれる危険を回避する思惑も外れた。スポーツ紙デスクは、

「バウアーが他のセ・リーグの球団に入り、活躍されるとなれば、それは巨人にとって最悪の結果です」

 昨季、リーグ4位に終わり、今季の成績によっては進退問題に発展しかねない原監督にとって、ヤクルト、DeNA、阪神という上位陣の戦力アップは避けたかったのが本音だ。

「投手陣補強のため、積極的にトレードを仕掛けたいが、いかんせん交換要員にするタマがいない。昨年、女性問題を起こした坂本では、ローテ投手は取れませんしね」(前出・遊軍記者)

 巨人ブランドも地に落ち、原監督の機嫌が今後、さらに悪くなっていきそうだ。

(阿部勝彦)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論
4
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
5
世間はもう「松本人志」を求めていないのに…浜田雅功「まっちゃん」連呼のうっとうしさ