スポーツ

1軍首脳陣に嫌われた阪神・秋山拓巳に「他球団からトレード申し入れ」という「救いの手」

 阪神タイガースが球団史上初となるセ・リーグ、日本一連覇へ、巨人や広島、DeNAと大混戦を演じている。

 野手陣に誤算が生じる一方で、生命線のブ厚い投手陣が踏ん張っている。リーグ指折りの防御率が効いて、昨年同様に接戦での強さを発揮しているのだ。

 そんな阪神で、過去に2ケタ勝利3度のベテランがつまはじきにあい、トレード候補となっている。2021年に10勝、2022年は5登板で1勝、2023年も2登板で0勝に終わっている秋山拓巳だ。在阪メディア関係者が言う。

「コントロールがよく、投球術は他の選手と比べてもレベルが数段上です。昨年は2軍で大活躍して、ウエスタン・リーグ最多の8勝を挙げましたが、1軍首脳陣とウマが合わないため、登板機会に恵まれませんでした」

「伊予ゴジラ」と呼ばれた高校時代は、愛媛県大会でティモンディ(お笑い芸人)とライバル関係にあり、張り合っていた。プロ入り後は高卒1年目から4勝し、2017年に自己最多の12勝を挙げた。

「気持ちが切れかかっているようですが、ストレートとシュートとカットボールの出し入れは一流です。経験を重ね、33歳で脂が乗った時期でもあります。ある程度、先発で計算できるタイプで、若手の手本となりアドバイスもできることから、他球団からトレードの申し入れがきている。うまく商談がまとまればいいのですが。移籍して環境が変われば、もうひと花咲かせることができるかもしれません」(球団関係者)

 トレード期限は7月31日。くすぶる秋山に、救いの手は差し伸べられるか。

(渡辺優)

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