「3月いっぱいで『仕分け』が終わるらしいよ」
そんな関係者の声を聞いたのは1月の終わりだった。一時はMay J.をブレイクさせた「カラオケ対決」などが人気を博し、10%台後半の視聴率を誇った「関ジャニの仕分け∞」(テレビ朝日系)だが、3月21日で終了することが正式に発表された。
「関ジャニ自体が『仕分け』されちゃったってことか」
終了の報を聞いて、そんな声が一斉にネット上で飛び交った。年明けから終了説が局の内外でささやかれた裏には、土曜8時台というゴールデン枠にありながら、昨年以降、5%の低視聴率を記録することも少なくなかった。
もっとも、テレビ局に隠然たる力を持つジャニーズ事務所だけに、このままでは「打ち切り」の印象を与えてしまう。
「あくまで局の発表は『枠移動』なんです。4月からは新たに『関ジャム 完全燃SHOW』のスタートを発表したが、こちらは日曜の夜11時15分スタート。土曜のゴールデンから日曜の深夜では“格落ち感”は否めないし、裏には『ヨルタモリ』(フジ系)が10%台と健闘しているため、苦戦は必至です」(テレビ情報誌ライター)
さらに事情をややこしくするのが、4月クールのテレ朝の目玉が、木村拓哉が初めて連ドラの主演に登場すること。大ヒットした米倉涼子の「ドクターX」と同じ木曜9時枠で、高視聴率は半ば約束されたようなものだが──、
「SMAPはジャニーズにおける『I女史派』の筆頭で、関ジャニはメリー喜多川副社長の娘である『ジュリー派』に属する。一方は目玉の枠を用意し、一方は深夜帯へ“左遷”では、火花が散ることは避けられないでしょう」(スポーツ紙放送記者)
メリー副社長が「週刊文春」のインタビューで放った名セリフの「Iを呼んで!」が再び炸裂するだろうか──。