若者から絶大な支持を受ける4人組バンド「SEKAI NO OWARI」(通称セカオワ)をご存じだろうか。昨年末の紅白歌合戦では“ドラゲナイ”こと『Dragon Night』を披露。ボーカルのFukaseがトランシーバーをマイク代わりに持ち、その背後ではピエロ姿のDJ LOVEが踊っているのが目につくポイントだ。
「セカオワは2011年にメジャーデビューし、その3カ月後には早くも日本武道館を満員にしています。生と死、希望と絶望といった重くるしい内容の歌詞をポップなメロディに乗せて歌うのが持ち味で、特に10代から絶大な支持を受けています」(音楽ライター)
いまや絶大な人気を誇るセカオワだが、ブームに乗り遅れた諸兄も多いことだろう。世間の話題についていくために、今さら聞けないいくつかの基本情報を押さえておきたい。
・もともとは「世界の終わり」だった
結成当時は「世界の終わり」表記だったのを、2011年に現在のローマ字表記に改めている。海外では最初「End Of The World」名義で活動していたが、同名のバンドがすでにいたため、現在は海外でも「SEKAI NO OWARI」を名乗っている。
・メンバーは4人で小中学校の同級生が中心
メンバーはボーカル・ギターのFukase、ギターのNakajin、ピアノのSaori、そしてDJ担当のDJ LOVE。彼らは小中学校が一緒で、紅一点のSaoriだけが1年後輩にあたる。かなりの美人だがアイドルやモデル出身ではなく、なんと音大卒。ピアノの腕前は本物なのだ。
・あのピエロは普通にしゃべる
DJ LOVEはキャラクター的に無言を通していると思われがちだが、ステージではコーラスを歌うほか、テレビ出演時にはごく普通にしゃべっている。本人曰く「普通の人間、世間一般の男性です」とのことだ。ちなみに現在のDJ LOVEは2代目。デビュー前に脱退した初代が人前に顔を出したくないという理由でピエロのマスクを被っており、その設定を引き継いだ形だ。