女優で歌手の剛力彩芽(22)が今春、巻き返しに打って出る。
「剛力は2012年にCM契約社数18社を誇り、出稿量の多いKDDIのCMを筆頭に、テレビで見ない日はないほどだった。ところが、KDDIの契約終了後は出演CMも徐々に減少していき、今ではすっかり影が薄くなってしまった。出すぎていた反動がきてしまっている印象です」(CM関係者)
実際、剛力の名前で検索をかけると、「消えた」の文字が一緒に出てくるほど。そんな彼女が、3月25日放送のテレビ東京開局50周年特別ドラマ「黒い画集‐草‐」のヒロインに続き、4月スタートのドラマ「天使と悪魔‐未解決事件匿名交渉課‐」(テレビ朝日系)にも主演が決まった。
さらに、4月8日には歌手としてファーストアルバム「剛力彩芽」をリリース。同9日にはラゾーナ川崎プラザでミニライブと握手会を行う。同アルバムに収録した「GO!GIRLS!!GO!」が公式ソングに起用されたことで、コナミスポーツクラブ主催のダンス大会「Dancing STARS CONTEST 2015」のアンバサダーの仕事もゲットした。
芸能ライターが説明する。
「剛力は小さい頃から人見知りが激しく、自分から人に話しかけられないほどシャイだった。2歳違いの姉の影響で、5歳の時にダンスの楽しさにはまった。以来、ヒップホップダンスとジャズダンスのレッスンを受け、めきめき上達。中学時代には、姉と『ダンスユニット・ごうりき』としてコンテストに出場し、みごと入賞するまでになった。高校時代はダンス部に入り、さらに磨きをかけた」
最年少での月9ドラマ抜擢など数々の大仕事も数字にはつながらず、事務所の“ゴリ押し”と揶揄されたこともあった。しかし、業界関係者はこう言って擁護する。
「実際は、下積み時代からコツコツ積み上げた実力で勝ち取ってきた。仕事に対する情熱は半端ないし、マスコミやスタッフの顔を1度で覚え、2度目からは名前を呼ぶなど立ち回りもうまい。仕事と恋愛の二者択一を事務所に迫られ、高校時代の同級生だった彼氏を捨てて仕事に打ち込んできた。ダイエットに耐え、役の設定で自慢の長髪を切ることにも何らちゅうちょしなかった。見た目よりずっと肝の座ったド根性娘ですよ」
再び上昇気流に乗ってきた剛力。今度こそ数字で結果を出し、“ゴリ押し女優”を返上できるか。