2006年に淫行騒動を起こし、謹慎処分を受けていたお笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱が5日、ラジオ番組「極楽とんぼ 山本圭壱のいよいよですよ。」(宮崎サンシャインFM)をスタートさせた。この放送は彼にとって8年10カ月ぶりのメディア復帰ということで、各方面から注目を集めることとなった。今回、山本が宮崎で放送を始めたことに関して芸能記者は語る。
「山本は2005年頃、萩本欽一率いる社会人野球チーム『茨城ゴールデンゴールズ』のキャンプで、日向市を訪れたことをキッカケに宮崎県と親交を深めていくようになりました。そんな縁もあり不祥事後、彼に声をかけたのも宮崎の住人。以後、肉巻きおにぎり専門店で真面目に勤務するなどし、地元の信頼を得ることで、今回のラジオへと結びついたのでしょう」
今年の初め、東京では単独ライブを開くなど、徐々に芸能活動を再開させている山本。そして今回、ついに宮崎で自身の冠番組を開始したわけだが、本放送を聞いたかつての番組スタッフからは失望の声があがっている。
「バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)などでカメラを担当する辻稔氏が、ブログでラジオ番組を聞いた感想を綴っています。彼は放送内で山本の謝罪が一切なく進行していったことに対し『気持ちが悪かった』と吐露。また内容に関しても『全然面白くない』と失望の気持ちを綴っています。辻は山本の笑いのセンスや才能を評価していたからこそ、まずは迷惑をかけた人たちに対する仁義を見せた後で活動を再開してほしかったのでしょう。今後メディア復帰するにあたり、山本は業界関係者に謝罪する態度を見せなければ、これ以上の仕事の広がりは難しいかもしれません」(前出・芸能雑誌記者)
辻氏はブログで苦言を呈したものの、最後には「芸人山本が大好きです。僕は心の底から彼のめちゃイケ復帰を願っています」との熱い想いも綴っている。今後、かつての仕事仲間たちに山本が許される日はやってくるのだろうか。