9月28日に放送されたテレビドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~2015夏 秘湯」(フジテレビ系)の視聴率が9.5%だったことがわかった。この作品は今年1月から放送されていた連続ドラマのSP版として制作されたが、視聴率は伸び悩んだ。
「『デート』は連続ドラマ時代、平均視聴率12%と、常に2桁を記録していましたし、脚本も人気ドラマ『リーガルハイ』の古沢良太ということで、フジはある程度の成功を見込んでSP版を制作したようです。しかし結果は、連続ドラマ時代に一度も出したことがない1桁視聴率となってしまった。またサブタイトルに“2015夏”と付いていることから、フジは今後も定期的にSP版を放送し、人気コンテンツとして育てていこうと目論んでいたことでしょうが、この数字では続編は厳しいかもしれません」(テレビ誌記者)
「デート」の主演を務めた杏といえば、朝ドラ「ごちそうさん」(NHK)、「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系)などで高視聴率を連発していた女優だが、ここにきて急ブレーキがかかってしまった形だ。
「夏ドラマは『デスノート』(日本テレビ系)や『恋仲』(フジテレビ系)などが話題を集めましたが、視聴率的には『花咲舞が黙ってない』が圧勝しています。昨年のファーストシーズンに続き、今作も15%前後の安定した数字を記録していたので、このまま何事もなければ高視聴率女優として今年を終えることができたはず。しかし今回の『デート』の視聴率が伸び悩んだことで、ついに杏バブルが崩壊したとも一部で囁かれているようです」(前出・テレビ誌記者)
ドラマに出演すれば安定した視聴率は間違いないと言われていた杏。しかし昨今、不調が続くフジテレビドラマを前にしては、彼女の力も及ばなかったようである。
(森嶋時生)