「ピストルの弾みたいなのが、サーッて飛んで来る」
メジャーリーグで二刀流の活躍を見せる大谷翔平のストレートをこう評したのは、35年の長きにわたり審判員を務めた杉永政信氏(昨年、引退)である。元巨人・上原浩治氏のYouTubeチャンネル〈上原浩治の雑談魂〉に出演してのことだ(5月27日)。
この日は杉永氏が見た「エグかった投手、打者」を選出してもらうという内容だった。
高速スライダーでならした伊藤智仁(ヤクルト)、407セーブの日本記録保持者・岩瀬仁紀(中日)の名前が挙がる中、大谷のストレートを「ピストルの弾」にたとえた杉永氏は、田中将大(楽天)のストレートについて「石みたいなのがドーンって来る印象」。
ここで上原氏が質問し、杉永氏が答える。
「ストレートでいちばん凄かったのは誰ですか」
「大谷君じゃないかな。マー君のスライダーカットを見た時は、ビックリして見失いました。『え、どこいった?』っていう感じで。バッターがバットに当ててくれたので『うわぁ、よかった』と。こんな球投げるんだって思った記憶がありますね」
2人を超える凄い球を投げるのは今、はたして誰なのか。
(所ひで/ユーチューブライター)