SMAPの最年少メンバー、香取慎吾には野望がある。それは「大野智を越えること」だという。芸能ライターが説明する。
「嵐のリーダー、大野智は小さい頃から手先が器用。小学校時代から漫画に目覚め、ノートに描いたりしていた。長じてからは細密画のようなイラストを中心に描いてきました。嵐としてデビュー後、書き溜めた作品を元に、二度も作品展を行った。今夏の絵画展は中国・上海でも開催され、大盛況。『24時間テレビ』のTシャツのイラストや、JALの機体のイラストを描くなど、多方面で活躍。今やジャニーズアイドルイチの芸術家と言われ、一目置かれる存在になりました。香取はその地位を狙っているのです」
背景にあるのは、大野の同棲発覚報道。大野の作品のモデルが彼女の飼っている犬だったり、作品の中にラブ・メッセージが描きこまれていたことがバレて、ファンに総スカンを食う一大事となったのだ。この機に乗じる作戦らしい。
「香取は小学生の時にジャニーズ入り。ジャニーズ以前は、英会話スクールと進学塾を掛け持ち、有名私立中学を目指すほど頭がよかったのですが、SMAPが人気者になるに従い、勉強とは無縁になりました。その代わりにハマッたのが、漫画やアニメ。お気に入りはスタジオジブリ作品で、連日ビデオで鑑賞するのが日課だったといいます。香取のあまりのハマリぶりに驚いたジブリが12年前、香取を『日本一のジブリファン』として認定したほど。その後、自分でも絵を描くようになりました」(芸能リポーター)
8月10日放送の「SMAP×SMAP」の企画で、香取は描き溜めた自作4点を公開している。
「大野同様、まったくの我流。筆を使わず、アクリル絵の具のチューブから直接カンバスに描いていく。ピカソかジミー大西かというくらい色遣いが派手な抽象画で、タイトルを聞いてもまったく想像できない斬新な出来でした。万人受けには程遠いでしょうが、ファンなら絶対欲しがるでしょうね」(ネットライター)
香取は10月24日に公開された主演映画「ギャラクシー街道」のインタビュー取材でも、ポスト大野よろしく、絵画愛をブチ上げていた。いわく、「一番やりたいのが個展。作品を観てほしい、褒めてほしい」。
現在は2メートル四方の巨大なカンバスに向かう毎日だそうだ。「芸術家・香取」誕生となるか。
(塩勢知央)