今年9月に成立した安全保障関連法に反対する活動を続けている若者のグループが、6日、東京都内で集会を開き、東京・銀座までデモ行進を行った。
集会には俳優の石田純一が参加し、「世界一平和で安全な国をなぜ変える必要があるのか、憲法の解釈を変えてどこを目指しているのだろうと思います。改めて審議を尽くすことを求めたい」と訴えた。
さらに石田は、「中国が攻めてきたら丸腰でどうするんだと叱られるが、こういうのを反知性主義という。日本には周辺事態法がある。個別的自衛権がある」と続けたのだが、この「反知性主義」というフレーズの使い方がおかしいと、ネット上で叩かれる事態となっているという。
「反知性主義とは、知的権威やエリート主義に対して懐疑的な立場をとる主義・思想のことですから少し意味が違います。石田さんの『反知性主義』という言い方は、『あんたたちは反知性だけれど、こっちは知性だよ』というニュアンスが含まれているようにも受け取られ、そこに嫌悪感を抱いた人も多いようです」(ネットライター)
来年の参議院選挙への出馬も噂される石田。今回のデモ参加もその布石なのだろうか。