主演を務めたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が歴代ワースト視聴率を記録し、井上真央が女優人生最大の逆風に見舞われている。
井上といえば、ヒロインを演じたドラマ「花より男子」(TBS系)が映画化されるなど人気を集めて、売れっ子女優の仲間入り。その後も、ドラマや映画で活躍し、明るくさわやかなイメージで好感度も高いことから数多くのCMにも起用されてきた。
そんな井上が満を持して臨んだ大河の主演だったが、結果は大惨敗となってしまったのだ。
これまでの活躍から一転、低視聴率女優の烙印を押されてしまったわけだが、その“後遺症”は、今後も尾を引きそうだという。
「宮崎あおいしかり、上野樹里しかり、綾瀬はるかしかり、最近の若手女優の傾向では、大河で主演を務めることによって、女優としての格を上げるというパターンが増えています。大河自体は、ギャラはそれほど高くなく、撮影の拘束時間も長いので、おいしい仕事とは言えないのですが、確実に知名度と格は上がるし、それに応じて以後はギャラの相場も上がるんです。ただし、ギャラが高騰したのに視聴率が取れなければ、逆に仕事日照りになる可能性もある。井上のケースはまさにこれで、民放各局とも『ギャラが高いうえ、数字が取れないのではどうしようもないよね』と井上の起用に二の足を踏んでいるというのが実状です」(民放テレビ局編成担当)
今回の大河で「視聴率恐怖症」になったと言われている井上。オファーがないのをプラスにとらえ、リフレッシュしたほうがよさそうだ。
(しおさわ かつつね)