昨年末の「日刊スポーツ映画大賞授賞式」に、前年度新人賞を獲得した能年玲奈がプレゼンターとして出席した。能年が表舞台に姿を見せるのはおよそ9カ月ぶり。ところがひと言も発することなく、登場は終わった。
「授賞式用の台本にも能年のコメント予定はなし。これはいわゆる公開処刑ですよ」
と言う芸能プロダクション関係者が続ける。
「所属事務所に無断で個人事務所を立ち上げることは、業界内では御法度です。授賞式用の台本では、前年度の各賞受賞者がコメントを述べる進行になっていましたが、能年だけは台本にもコメントなしでした」
表に出ることなく、干された状態を続ける能年の立場は、視聴者にとってはかわいそうに見えるかもしれない。しかし今回の出席は、それでもかなり能年に配慮した処遇なのだという。
「能年はこのステージに立てただけでもよかったと思うべきなんです。『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)での人気コーナー『グルメチキンレース ゴチになります!』の新メンバーが二階堂ふみに決まりましたが、本当は二階堂ではなく能年を入れたかったという話もあります。それが実現できなかったのは、それほど重大な業界内の罪を能年が無自覚で犯したからなんです」(テレビ番組制作会社スタッフ)
今年の6月で現在の所属事務所との契約が切れる能年。昨年大みそかのブログには「この1年、皆様に応援していただき、嬉しい事がたくさんありました。(中略)一日一日が駆け足で迫ってくる、それに焦りつつも嬉しい予感があります。(後略・原文ママ)」との言葉も。今年こそは表舞台で元気な笑顔を見せてくれると期待したい。