番組改編期の春と秋にTBS系で生放送される大型クイズ・バラエティー番組といえば、「オールスター感謝祭」。その「2025春」が3月29日に放送された。名物コーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」に出場した森脇健児が、翌日に更新した自身のYouTubeチャンネル「やる気!元気!森脇健児チャンネル」で、感慨深く振り返っている。
TBSをあとにした森脇の背中をポンポンと叩き、「よく頑張りました!」と元気よく走り寄ったのは、2014年ソチ五輪に出場したフィギュアスケート選手であり、所属事務所の後輩・高橋成美だった。高橋も「赤坂5丁目ミニマラソン」に出走。しかし、上位表彰が放送されるタイミングでゴールできなかったことから、「一生懸命走りましたが、スタジオ間に合いませんでした」と。すると森脇はこう言った。
「次、オファーが来た時にまた出れるように、お互い…でも、頭に叩き込まなアカンのやけど、2025年秋、オファーが来ると思ったらアカンねん。みんな『次、来た時に頑張ります。絶対、頑張ります』って(言うけど)来ないの、オファーは。だからいつ来てもいいように練習する。オファーが来るとか来ないとかの先に練習する」
2003年秋、初出場して初優勝した森脇。それ以降、連続出場を果たし、ハンデを設定されても2024秋までは10位以内をキープする抜群の安定感だ。2025春は43回目の出場となった。
森脇といえば、「老化じゃない『しんか』。『しんか』は進むに化けるじゃなく、心に火がつくと書いて心火。どっかーん!」という、スベリ芸ともとれるギャグで毎度、MC今田耕司のツッコミを誘っている。
「面白いな、これ。タレントやってるって感じするよな」
そう続けた森脇の「真価」は、「赤坂5丁目ミニマラソン」でこそ発揮されているのかもしれない。
(所ひで/ユーチューブライター)