中居正広氏とフジテレビの「ただれた関係」が、ついに第三者委員会の報告書で明らかになった。
3月31日に公表された調査報告書は、なんと394ページ。驚いたのは、2021年12月に都内の高級ホテルで行われた「スイートルーム飲み会」だ。中居氏の意向を受けて、編成幹部B氏が会合を企画。女性アナや女性スタッフを含む10名が参加し、費用は合計38万1365円だった。これが「番組のロケ等施設料」として、会社の経費で処理されていたという。
さらに2023年には、中居氏宅でのBBQの後に寿司店を訪れた際の1万5235円も、「番組企画打ち合わせのための接待飲食代」として精算。どこまでも「中居親分に尽くす子分社員」スタイルが徹底されていたようだ。
フジテレビの清水賢治社長は会見で「名目上、不適切な経費申請だった」として「返金も視野に入れて厳正に対処する」と説明した。中居氏の性犯罪のために使われたカネとなれば、アキレるほかない。長年、テレビ業界に身を置くベテランの放送作家は、苦々しい表情でこう話すのだ。
「企画書を頼まれて一時的に別番組経由でギャラを通すことは、確かにあります。あるいは打ち合わせということで、ごちそうになることはある。でもタレントの飲み会、しかも単なる性目的のためのパーティーを番組関係者の打ち合わせ名目で精算していたのは、さすがに引きました。長年この世界にいますが、これは異常です」
被害女性である元アナウンサーAさんとのやり取りも異常極まる。性暴力の後、Aさんは中居氏に「摂食障害と鬱で入院。やりたい仕事もできず、給料も減り、お金も無くあの日を悔やむばかり」とメッセージを送った。その報告を中居から聞いたフジテレビ幹部は「なかなかですね、、私から(Aさんに)無邪気なLINEしてみましょうか??」と返している。
Aさんは昨年夏にフジテレビを退社しているが、これを幹部が中居氏に報告したところ、「了解、ありがとう。ひと段落ついた感じかな。色々助かったよ」と返信したという。幹部も「例の問題に関しては、ひと段落ついたかなと思います。引き続き、何かお役に立てることがあれば、動きます!」と返していた。
いったいどういう神経をしているのだろうか。はたしてこれがテレビ局の倫理観と呼べるのか。もはや忖度では済まされない、タレントと局のいびつな関係。今こそ根本からの問い直しが求められている。
(三角英二)