結婚会見のお花畑ぶりがここまで影響するとは本人も思っていなかっただろう。
4月14日に発生した熊本地震に関するコメントをSNSなどで発信する芸能人たちも多く、その配慮の言葉により被災地への支援や募金での協力を決意する人も増え、著名人の言葉の影響力はやはり大きいと思わざるを得ない。
熊本県出身の俳優・高良健吾は「自分にできることはすべてやりたい」と支援を約束し、その後給水支援のボランティアを行った。さらに、プロ野球・福岡ソフトバンクの内川聖一は、15日の試合後のヒーローインタビューで「本当にこういうことってあって欲しくない」と率直な気持ちを涙ながらに語り、多くの人を感動させた。
一方、気の毒なほど何を言ってもブーメラン状態なのが藤原紀香だ。
「先日の結婚会見でも関西弁が“あざとすぎる”などと総スカンをくらいましたが、今回もブログで被災者に『絶対あきらめないで!』とエールを送ったまではよかったが、『そして 火の国の神様、どうかどうか もうやめてください。お願いします』という言葉が火に油を注いでしまった。本人的にうまく考えたつもりなのでしょうが、こういった事態で演出はいりませんから、『なぜこんな時まで自分に酔ってるのか』『災害まで舞台ですか?』『いちいちカッコつけるな!』と集中砲火を浴びてしまった。さすがに現在はその一文は削除されています」(エンタメ誌ライター)
そんな批判にもめげず、その後も梨園の妻としての忙しさから「80分睡眠」だが、それでもエールを送り続けたいなど、九州を心配する気持ちをアピールしている。しかし──、
「こういった時も80分しか寝ていないことと、九州へのエールをごちゃ混ぜにするから『被災地には眠れない人もいる』などのツッコミを食らってしまう。それに紀香は、会見での関西弁のように、どんな時も必ず強引に自分を目立たせたがる癖があります。しかし、震災でも同じパターンでは『鼻につく』と言われても仕方ない。染みついた癖だからやめられないのでしょうが‥‥」(女性誌記者)
それでも、「批判も多いようですが、寂しいので声を届けてください」「心配してくださってありがとう」など、彼女の惜しみないエールに感謝している人もいる。被災者が一人でも立ち直れるように紀香節を発信し続けてほしいものだ。
(田中康)