オリエンタルラジオ率いる音楽ユニット「RADIO FISH」が、大みそかの「第67回 NHK紅白歌合戦」に初出場する。新感覚ソングは、昨年から今年にかけてミュージックシーンを席巻したため、当然の産物と言えよう。
知名度抜群のお笑い芸人が、歌手として“紅白”出演を決めるのは、もはや珍しいことではなくなった。
「芸人として、もっとも脂が乗っている時期から何度も出場しているのは、とんねるずでしょう。1991年に17枚目のシングル『情けねえ』で紅白デビュー。その後は、バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)から誕生した、番組スタッフととんねるずの音楽ユニット『野猿』でも出場しています。木梨憲武にいたっては、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)で、山本譲二と結成した演歌デュオ『憲三郎&ジョージ山本』でも、1996年に出場を決めています」(音楽ライター)
東のとんねるずの対抗馬といえる西のダウンタウンも紅白出場を果たしている。1995年、浜田雅功が小室哲哉に書いてもらった「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント」を引っさげて「H Jungle with t」の名義でデビュー。いきなり200万枚のダブルミリオンになり紅白出場を決めた。
「相方の松本人志はGEISHA GIRLSの格好で乱入し笑いをとりました。そこがとんねるずとは違うところですね。また2001年にも故・坂本九さんの『明日があるさ』をカバーしたRe:Japan(吉本芸人の音楽グループ)でも、2人そろって登場しています」(前出・音楽ライター)
今年のRADIO FISHはダウンタウンのように笑いを取るか、とんねるずを見習ってカッコよく行くか注目だ。
(北村ともこ)