4月2日放送の4時間特番「DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦」(日本テレビ系)で、嵐の二宮和也が先輩グループのTOKIOをマジ切れさせる一幕があった。
「番組では、二宮がゲスト審査員として出演しました。『ザ!鉄腕!DASH!』に出演するTOKIOの面々が丹精込めて作りあげた新男米を食べることになったんですが…」
そう言ってコトの顛末を説明するのは、芸能ライターである。
「優勝賞品はDASH特製丼。まずは精米したて、炊き立てのご飯だけの試食です。二宮は、『もうね、香りがね、甘いんですよ。香りがすでに甘い』と絶賛しました。一口ほおばると表情をゆるませ、『んふふ』と笑い、『これを作ってんのが、自分の先輩だっていうのが驚き』とビックリしてみせた。あらためて『本当に、ただただおいしいお米』と最大級の賛辞を贈りました。そして絶品グルメをさらに持ち上げようと、『これを番組の企画で作ったとは到底思えない』と表現した。ところが、その一言を聞いたTOKIO・山口達也の笑顔が激変。『企画? 企画じゃないよ、本気だよ』と猛抗議したんです。声のトーンまで変わった山口に、周囲の対応も一変した。『あいつ(二宮の発言)、今、聞いた?』と指さしながら、ブチ切れる山口をTOKIOメンバーが必死に抑え込む。当の二宮は深々と頭を下げ、平身低頭を繰り返していました」
その後、「嵐にしやがれ」チームが優勝。二宮が「DASH特製丼」を食べる栄誉に恵まれた。金穴子のかば焼き、まぐろの中落ち、東京湾のスズキ、コウイカなどが載る豪華海鮮丼だ。二宮はよけいな感想を一切もらさず、「うまい!」の連発で乗り切った。ジャニーズウォッチャーが言う。
「二宮は脂っこい肉や高級食材がまるでダメ。生ものも苦手です。元々、食に対する欲求が低く、食事=栄養補給という考え。好物がハンバーガーなのも短時間で供されるのが理由なんです。苦手な食品を食べることはできますが、当然、おいしさは感じない。食べると必ず体調不良になり、翌日使い物にならないくらいぐったりしてしまいます。だが、それでは仕事に支障をきたすのでまったく摂らなくなった。例外は、仕事としての食事です。しっかり食べて、おいしくてたまらない表情を演技しているんですよ」
二宮の食に対する価値観は、山口らとは違う。たかが食べ物で本気になる心情がまるで理解できないことが、今回の失言につながった。
(塩勢知央)